霊山寺

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徳島県:NO1
(一番札所)竺和山霊山寺 高野山真言宗 本尊:釈迦如来
徳島県鳴門市大麻町坂東字霊山寺126
和国における天竺の霊山という名をもつ、遍路がはじまる第一番目の札所である。今は無人駅となってしまった高徳線坂東駅から徒歩十分、山門をくぐると左に多宝塔、右に大師堂が建ち、正面の本堂には釈迦如来が安置されている。さすがに第一番札所の風格を備えており、いつもお遍路さんや地元の信者さんたちで賑わっている。遍路用具も寺の中の売店ですべて揃えることができる。ここから千三百六十キロメートルの遍路の旅がはじまるのである。しかし、霊山寺が四国八十八ヵ所の第一番と定められていたものの、承応二年(1653)の澄禅「四国遍路日記」は、高野山から徳島(渭之津)に上陸して、霊山寺を“最初の寺”としながらも、澄禅自身は、第十七番井戸(土)寺から打ち始めている。「霊場記」は、第七十五番善通寺を、「大師の誕生院」なればといって、打ちはじめとしており、札所の番次はかなり古くから定められていたようだが、どの札所からでも都合のよい札所から巡拝しはじめていたようである。

