ベートーベン像
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徳島県鳴門市
べートーヴェン「第九」交響曲は、1918年6月1日、ここ坂東において日本で初めて演奏された。第一次世界大戦時、中国の青島で捕虜となったドイツ兵士約1000名が、1917年から約3年間ここ坂東の地で暮らした。彼らは、坂東俘虜収容所長松江大佐のヒューマニズムあふれる処遇のもとに、創意と自主性に満ちた集団生活を送った。地域の人々とも交流を深め、俘虜生活の中で100回を超える演奏会を開催しているが。ヘルマン・ハンゼンが指揮するTokushimaオーケストラによって、その全曲が演奏された。「第九」は、ベートーベンがシラーの詩を借りて、人間愛を描いたものである。鳴門の「第九」は、坂東で生まれ、市民が育んだ固有の財産であり、国境を越えて世界へ発信する平和のシンフォニーでもある。
(看板引用)