坂州の舞台

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国指定重要有形民俗文化財

洪水で流失した江戸時代のものを、明治31年に再建した舞台で、秋祭りなどに人形芝居や地芝居、襖カラクリが演じられる。通常は平舞台の形式をとるが、人形芝居を上演するときには、舞台前面の蔀帳と呼ぶ長さ8・5m、高さ1・2mの板戸を倒して舞台を拡張し、先端に雨戸を並べて手摺りとする。上段の手摺りは最前列の柱筋に取り付けて前の手摺りより15cmほど高くする。また、内部には二つの囲炉裏と一対の大臣柱を設け、集会やカラクリの襖立てに利用する。上手に突き出した太夫座は、舞台と客席を同時に見られるように工夫された独自の構造を持ち、長尺の蔀帳とともに地域的な特徴を示している。なお、この舞台は、軒を支える構造に社寺建築の手法が見られたり、両妻の柱筋にオトシコミ工法と呼ばれる特殊な工法が用いられたりするなど、建築学的にも注目されている。

(看板引用)

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