本丸跡

徳島の河川

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徳島城

徳島城の山城部分には、本丸・東二の丸・西二の丸・西三の丸が置かれていました。本丸は標高約61メートルの城山頂上に置かれた曲輪で、山城部分のなかでは最も面積が広く重要でした。本丸には、中央に置かれた御座敷と城山の管理人であった御城山定番の詰めた御留守番所のほか、弓櫓や東西の馬具櫓、武具櫓、火繩櫓が設けられていました。櫓は戦いの際には防御施設となりますが、普段は武器を収めていました。藩主は城山麓の御殿で暮らし、城山に登ることは稀でしたが、この御座敷にも藩主専用の部屋があり、台所も設けられていました。また本丸東部に置かれた鐘は城下町の火事の際に打ち鳴らされ、町人たちの危急を救いました。本丸の出入口は東西の門が使われましたが、北口には御座敷の建物で隠された非常時の脱出口(埋門)があり、大名の非常時に対する備えがうかがえます。東二の丸には三層の天守が設けられていました。一般的に、天守は城郭の最上部に建てられましたが、徳島城では本丸から一段下がった同地に置かれていました。天守の一階は7間(約14メートル)四方と大きかったのですが、天守台はありませんでした。西二の丸には鉄砲櫓と帳櫓、その西方の西三の丸には材木櫓と平櫓が設けられていました。西三の丸の跡地には、現在水道配水池が設置されています。

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