城山の貝塚

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徳島城

史跡 徳島市指定文化財

貝塚は、古代人が食料とした貝や魚類・鳥獣類などの残滓や、生活に使用した土器や石器などいろいろな物を処分した「ごみ捨て場」であり、また時には死者を埋葬する墓地でもあった。城山の貝塚は、約4,000〜2,300年前の縄文時代後期〜晩期を中心とする岩陰・洞窟遺跡であり、現在この3号貝塚のほかに1号貝塚・2号貝塚が存在する。1922(大正11)年に鳥居龍蔵博士らによって発掘調査が行われ、なかでも2号貝塚では、ハマグリ・カキ・ハイガイなどを主体とした厚さ60〜100cmにもおよぶ貝層が確認され、縄文時代後期の土器片や、ほぼ完全な屈葬人骨1体を含む3体分の人骨が出土した。なお3号貝塚からは弥生土器も出土している。城山の貝塚は、当時の人々の生活や自然環境を知るうえで重要な遺跡として、また本県における考古学調査の先駆けとなった遺跡としても評価されている。

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