太刀野の中央構造線

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徳島県三野町

中央構造線は、西南日本の地質を内帯(大陸側)と外帯(大洋側)に分ける大断層で、九州東部から四国、紀伊半島を縦断し関東山地から関東平野の地下まで連続します。その間中部地方で糸魚川ー静岡構造線(フォッサマグナ)により切断されますが、総延長は1,000kmを超えます。E.Naumannにより1885(明治18)年に命名されました。
 「太刀野構造線」は、内帯の上部白亜系和泉層群と外帯の三波川結晶片岩との境界断層として見られ、吉野川北岸の河床には、東西方向に延長する断層破砕帯が露出しています。破砕帯には、結晶片岩起源の断層粘土(灰緑色)と和泉層群泥岩起源の粘土(黒色)が墨流し状に混在し、緑色片岩や結晶片岩中の石英脈ならびに和泉層群の砂岩に由来する断層角礫が含まれています。
 この付近(三好町昼間)の断層粘土の放射年代(K−Ar)測定によれば、破砕帯の形成を伴う断層運動が、約6,000万年前(新生代初め)には、すでに始まっていたと推定されます。この露頭の存在は、断層の位置を示すだけではなく、断層運動の様子や歴史を解明する上で、重要な指標となっています。

(看板引用)

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