格子造り（出格子）

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徳島県美馬市脇町

細かい角木を縦横に間をすかして組み合わせ、窓や出入り口に取り付ける建具のことである。この家屋は、江戸末期に建てられた典型的な商家の建物で、道路に面した表側は出格子造りになっている。出入り口に近いところは、店になっているので、太い角木を用い、間を広くすかして中が見えるように造られ、太格子と呼ばれている。座敷にあたるところは、細格子になっていて、細い角木を隙間なく縦に多く組み合わせて造り、家内が見えないように工夫されている。出格子などは、旧商家が威勢を表す建築様式である。

（看板引用）